秋の新番組

 まあ大体一通り見たが、ズバ抜けて面白いのは
ウルトラマンネクサスだった。*1
とにかくアプローチは面白いですよ。
「正体が全く分からないウルトラマン。」
「本当に極秘裏に活動しているTILT*2。」
「人命より被害減少を優先する行動。特に宇宙獣*3が度重なる攻撃を食らいながらも人間を人質にすれば攻撃が減少するのを学習して人質を取っても、上層部*4から作戦変更の指示は一切ナシ」
「そして「命令を実行するのが任務だ」と言って宇宙獣を攻撃」
「当然、ウルトラマンが現れても正体が不明なので攻撃

面白ェ!マジ面白ェ!!

とにかくTILTがカッコよさげなとことオタ臭さが見事に共存してる。

「出動するときは全員専用のカタパルトで移動」
「飛行機は全部熱工学迷彩使用」
「隊員は到着したらHUDを通してデータを得た本部のオペレーターの指示のみで動く」
「とりあえず作戦が終了したら「状況終了!!」」
「基地はまんまダムで、「偽装している」と主張。なおかつ基地の名称がフォートレス・フリーダム
「宇宙獣の後始末は防護服着た処理班が別担当」
「宇宙獣の被害は翌日、交通事故として新聞に掲載」

もうハァハァし通し。コレ見てない奴は脳のアンテナ調整したほうがいいね!!

あとデス種見た。
感想
「妹の腕吹っ飛んだ」
「ちち掴んだ」
ガン=カタだ」
池田秀一はいやらしい中年の声あてると絶品」
「21世紀になってどうどうと空中合体する主人公メカ」
「まあ、ザクだね」

いやここまでバカだと安心して見れますよ。
ゲラゲラ笑いながら楽しんだ。毎週見よう。

逆に見て残念だったのがチャンピオンのブラック・ジャックか。
まあ、ひどかった。ナダレの話のリメイクだが、元の話よりコマ割とかが冗長でテンポ悪いし、なにより良くないのが始終ブラック・ジャックがニヤリとしてたとこ。
元の手塚版読めば判るが、ナダレの回ではすごい切なそうな目をしてます。
これはナダレを改造したのが自分だからこういう目になるのは当たり前なのですよ(江戸川博士の依頼とはいえ)。
自分が行った手術の結果、ナダレがあんな怪物になったわけですから。
んでも山本版では始終蔑んだ目で江戸川博士をニヤリとしながら見てるだけ。正直ペラい。薄い。
山本は内臓ハミ出させたり腕とばしたりとかよくやって
正直、俺も大好きなわけですが。
「だからこそ、こういうペラい作品は描いて欲しくなかったよなぁ。」
これが本音。
更に言うと
「どうせ、手塚漫画でチャンピオン掲載のものなら、もっとグロいアラバスターをやればよかったのに。」
まあ、アニメのタイアップだししょうがないか。

*1:http://hicbc.com/tv/nexus/

*2:地球解放機構。もうこの名前からしタマラン

*3:スペース・ビーストと読む。宇宙から飛来して人間を食べる。エネルギー源はガソリン。

*4:上層部がまた「恐れられている」以外の描写がないのがオタ臭くてもう大好き