ウルトラマンマックス「少年DASH」

先週の「龍の恋人」がいい話だったので、
「今週はまたいつもどおりのクオリティに戻るんだろうなぁ。」という結論にほぼ皆なっていた。かくいう俺もその一人。
ところが実際見てみたら

先週よりもずっと面白かったわけよ!ビックリ!!

・冒頭、いきなり小学生のDASH見学から始まる。
3ヶ月に一度は社会科見学を実施しているというDASHの意外ないい一面からスタート。
・そこに当然現れるDASHオタクの小学生。将来の目標はDASH隊員になってウルトラマンマックスと共に怪獣をやっつけること。いい話っぽく進む。
・そしてOP。クレジットを見てると脚本に黒田洋介の文字が。
これを見て俺興奮。がぜん気を引き締めて見始める。
・そして司令部へ。オタク少年は目をキラキラさせながら隊員の名前を言い当てる。
・そこへ寝坊して遅刻したコバ隊員がw
理想と現実のギャップにがっかりする少年。
あまつさえ「遅刻したら平和は守れませんよね。」と突然ペシミストがポップアップ。
・「失敗したって次がんばればいいんだ!」弁明するコバ隊員。
「失敗したら地球の平和は守れませんよね。」少年は正論で一刀両断。
全員の顔がド真っ暗にw
・コモンがすかさず「じゃあ、今回のお楽しみだ」とダッシュマザーで首都圏を遊覧飛行。
DASHの社会科見学に俺も加えて欲しいw
・そして降りた場所でコモ隊員の画像を携帯でとろうとする少年。そのとき画像が歪む。
・怪獣出現。ここで「怪獣が乗用車を蹴飛ばしながら歩く」「塔とかをブッ壊す」という
ウルトラ怪獣の「型」のようなマニューバーを取ってくれたので俺大満足。
・怪獣は重力を操って空間転移していることが判明。出現位置が予測できない怪獣にDASHが翻弄されるなかで少年だけは「あそこにでるよ!」と出現位置を特定。
・怪獣が逃げたあとで分析。なんと怪獣は特定の極超短波*1を嫌っており、それを排除するために出現したことが判明*2
この理由づけはいい。前々からマックスの一番面白いところは「昔のウルトラを今のテクスチャーで再現する」ことだと思っていたのでこの時代に対する反映はじつにいい。
・その後怪獣調査。コモンは少年が怪獣の出現位置を特定できた原因を確認するために少年に事情聴取。
・しかし少年は「DASHに教えても意味がない。ウルトラマンマックスに教えてやるんだ!」と主張。
・そりゃ、憧れてたヒーローが「遅刻して怪獣を逃がすボンクラ」だったんだから傷は深いw
・そこへ怪獣出現。コモンも密かにマックスに変身。
・しかし大苦戦。そこへダッシュバードから少年の下へ駆けつけたコバが頼み込む。
・あくまで強情な少年に「いいか!俺達は人間だから失敗もする!しかしDASHはくじけない!どんなに失敗しても諦めずに地球の平和を守るんだ!」
・ここで少年が納得。携帯の画面を見せて「怪獣が出そうな場所は画像が歪むんだ」と教えてくれる。
・DASHの機器は高性能なので電磁波に影響を受けないから気づかなかった、という理屈。
これは感心した。物語原型で考えると「大人が悩む問題を子供が単純で純粋な発想
で解決する」のは正しいので非常に心地いい。
・そしてコバの誘導でマックスが怪獣特定。倒す!ここはDASHとマックスが一丸となって助け合いながら敵と戦うので見てて興奮。
・そして最後はコバと少年がDASHに入隊してから再会することを約束してエンド。
いい話だった。
・次回は「バラージの予言」ですよ!アントラーですよムトゥさん(id:baldhead)!!

オチ
・その後「デス種」みてポカーン。既に次回作のブラッドが楽しみな自分がいるw

*1:具体的には携帯の電波

*2:倒した塔は携帯の中継アンテナだった。