危険行動。

実は一番面白かったのはプレイヤーガイド。
特に「TRPGの危険行動」のコラムには自分にも当てはまるところがあって猛省。
真面目な話をすると、アリアンロッドで一番好きなところは、
世界観でもなく、システムでもなく、「プレイするための環境づくり」に気を配っている点なんですよ。
シナリオやデータの補強、補填はもちろんとして、実際にプレイするためのプレイマナーに
ついてここまで言及してるのは嬉しいし、参考にもなる。
多分、追加クラスや追加アイテム、シナリオを読みこむ*1よりは
この辺りを読んだ方がよりアリアンロッド、ひいては全てのTRPGを
「全員で楽しんでプレイする。」
近道だと思う。
まあ、このままだとあんまりピンとこないのでとりあえず自分で思い当たる点を今後の改善の
意味でも列挙しておく。
1.「ゲーム用具を借りない!」
とにかく自分はこれがひどい。
筆記用具とかサイコロとかニューロデッキとか忘れて来て借りることが多い。
ほぼ毎回といってもいいぐらいだ。
思い返してみるとMS−4さんに*2シャーペンとかを
借りて、誰かに
「また忘れたんですか?」
と突っ込まれたときなど、
「これが俺の能力「ザ・レンタル」!!」
などと言い放つ始末。
もうしません。
2.「ふてくされた態度をとらない!」
信じて貰えないかも知れないが、自分はシーン制のあるゲームではあまりシーンプレイヤーを要求したり
しない。
「がっついてるみたいのでダサいからしない。」
というのと、
「シーンプレイヤーを誰に決定するかは、本質的にGMがシナリオの展開とPLの様子を見て
采配してるので、要求をするとGMの思惑を阻害する気がする。」
のでやってないのだ。
しかし、たまに明らかに「次は自分がシーンプレイヤーだろう。」と思っているのに
すっとばされたりすると、
「憮然として黙りこんでしまう。」
これは飛ばされたりすると少しムカつくので黙っているのと、後は
「黙っていればGMが自分の手番を飛ばしてしまったことに気付くだろう。」
と思って黙っている*3
ちなみにこれはある日やにおさん(id:yanio)に
「そういう行動を取ると他のPLが萎縮しちゃいますよ。」
と指摘を受けてからやらないようにしている。
とりあえず、次回飛ばされたらGMに
「すいません、自分のシーンプレイヤーのシーンが欲しいのですがいいでしょうか?」
ときちんと聞くようにしよう。黙りこむよりよっぽどマシな筈だ。
もうしません。

自分の場合だとこんな感じです。「全員で楽しく遊ぼう」と思っていても人間は間違う生物なので、
気がつくと「楽しく遊ぶ」範囲から逸脱してしまう行動を取ってしまうことがある。
考えて、反省して、改善することは「楽しく遊ぶ」為に絶対役に立つ筈だ。

さて、ここまで書きましたが、実は「TRPGの危険行動」のコラムで一個だけ不満点があります。
自分が日頃から最も危険視してる行動について触れられていないので、ここに書きます。
俺が「TRPGの危険行動」と認知している行動は、
「遅刻しない!」
プレイ時間が過ぎているのにまだ来ない面子がいるので仕方なしに待っていると、最初は雑談とかして
盛り上がっていたのが、どんどんダラダラとした会話になっていき、
PLの「プレイするための心の準備=テンション」が崩れていくのをもうどれほど見たことか。
映画「花いちもんめ」風にいうなら、
「おじいちゃんがこわれていく!」
てなカンジですよ。できればこれも「危険行動」に認知してもらいたいもんだ。

*1:いや、もちろんこれも大事ですよ。

*2:また、よく借りるんだ。ほんとすいません。

*3:つまり、「黙る」という行動をGMへのサイン代わりにしていた訳だ。