鈍くなった指先。

霞んだ目。

忘却を重ねた記憶。

全てが、年月を重ねて得た俺の勲章。

かくも脆い勲章を唯一の刃として、我は敵と相間見えん。

しかし、敵は強大だ。

年を経ても、奴の攻撃を尽きることなく、

舞台が変わっても、その速度は衰えず、

人を知らず、愛を知らず、飽くことも知らず、

唯、我に襲い掛かるのみである。

君よ、何故戦うか。

何故我らは戦わねばならぬのか。

もしも、違う出会いがあったならば、

我らは友となり得た者を。

ああ、かくも愛しく憎むべき敵、ギャラガよ。

未だ、我の立つ場所は十七面。

二周目はまだ、遠い