バトン

MS−4さん(id:ms-4)からバトンが回ってきたので答えるよ。マンガだけ!俺マンガ大好きだし!!

●持ってる本の数
んー。たぶん1000冊ぐらい。
実は俺、買ってる本を全部取っておくと、半年ぐらいで部屋がパンクしそうになるので
そのタイミングで選別して売りにだしてるのよ。
俺の中では「本棚を研ぐ」と言っている。
●今、読みかけの本&読もうと思っている本

カインの檻 (文春文庫)

カインの檻 (文春文庫)

この前買って、まだ読んでない。死刑を逃れる為に「減刑せねば仲間が少年を殺す。」と脅迫してくる囚人とFBI心理分析官のガチ対決小説。早く読まないと。
しまった!マンガじゃねぇ!
ダブルクロス
●最後に買った本
男に生まれたからには誰しもが抱く夢、
「何の苦労もなしに女が欲情して寄ってくる。」
俺はこういうのがこれのころから大好きなのよ。特に一般誌に載ってるこういうのが大好きという屈折した好みがある。
最も見所がそれだけでは無く、主人公が毎回タイムスリップして体験する、明治時代の性風俗のおおらかさ。
これ読んでる限りでは、エロゲーやってるより、村の男たちが相談しあって女に夜這いをかけるほうが楽しそうだ。とくに俺とか、明治時代に生まれたかった。
●特に思い入れのある本5冊

Frank Miller's Sin City Volume 1: The Hard Goodbye 3rd Edition

Frank Miller's Sin City Volume 1: The Hard Goodbye 3rd Edition

ちなみに俺が持ってるのは昔のバージョン&ビクター出版から出た日本語版。
1990年代後半にこれを読んで、俺の中でマンガの価値観は変わった。
本物の男が読む本物の男のマンガ。
これ以降、フランク・ミラーのマンガをガツガツ集め始める。
今年、とうとう映画化され、日本語版もJIVEからめでたく出版。
俺の中のマンガの金字塔。ちなみに2作目以降となると、コマ割りや構成がどんどんスタイリッシュになってきて、見るだけで興奮する。
That Yellow Bastardで前面ベタのページに四角くホワイトが入っているだけで
廃工場の空間の広大さを描いたのは見てるだけで涙が滲むほど感動した。
こういうのを紹介しないでコマ割りとか構成を語っている日本のマンガ評論は
視点が狭すぎて好きじゃない。
これだけは好き嫌いを超えて、全人類の男に読んで欲しいマンガ。

サンドマン (1) (DC COMICS VERTIGO)

サンドマン (1) (DC COMICS VERTIGO)

これはマンガというか、物語の表現の限界はたやすく超えられるということを教えてくれた物語。シンシティが金字塔なのでこちらはいわばバイブル
6巻以降が翻訳されないで、昔の少年マンガの完全版とかコンビニ文庫ばっかりころがってる現在の出版事情はマジオカシイと思う。
おそらくは20世紀に「神話」として紡がれた物語のなかでは
最強にして最高。一度読んだ人間は、明確に「サンドマンを読む前」、
サンドマンを読んだ後」ぐらいに区分けされ、賛同するにしろ、否定するにしろ、この物語を無視して生きていくことができなくなる。それほどのマンガです。

メッシュ (1) (白泉社文庫)

メッシュ (1) (白泉社文庫)

小学生の頃に姉がやはりマンガを持っていたので、「ドラえもん」「きりひと賛歌」とかと並行して読み出し、やがてここにたどり着いた。
とにかく、読んでも内容がわからず、とはいえ「わからない」ですますには「とてつもなく絵が綺麗」で「面白そう」なマンガだったので、理解できるまで何度も何度も読んだ。
「行間を読む」ということを教えてくれた大事なマンガ。
ラストエピソード「シュールな愛のリアルな死」のメッシュが父親の真実に気づいた後で
ミロンと父親がそれぞれ別の電車に先に乗っていってしまい、メッシュが光輝く駅の構内に取り残されるシーンは本当に、本当に美しい。
シーンの描写で、「ミロン」「父親」という二つの未来を説明し、駅の構内を光で満たしたことで、メッシュの未来の無限の可能性を表現し尽してる。いうことがない。
この辺もオススメですけどね。
銀の三角 (白泉社文庫)

銀の三角 (白泉社文庫)

半神 (小学館文庫)

半神 (小学館文庫)

A-A’ (小学館文庫)

A-A’ (小学館文庫)

P.S こういうのを読んでると、ボーイズラブもののダブルクロスのシナリオとか遊んでみたいが寡聞にして聞かない。いずれ自分で造るか*1
首斬り朝 1 (キングシリーズ)

首斬り朝 1 (キングシリーズ)

小池一夫で代表作といえば「子連れ狼」だけど、名作と言われれば俺は文句なしにこれを上げる。
主人公が処刑執行人というだけでもズバ抜けているのに、オープニングで首を斬った後で
斬られた人間の心境を理解するためにとコロンボ的展開で犯罪を辿ったりする。
これで各話完結の人情噺がメインなのがまたいい。
 しかも、主人公の三代目朝右衛門は「首斬り」としての誇りと職業意識を明確に持ちながらも本音は性善説論者で、死刑が無くなることを心の底から願っているのだ。
作中の台詞「人が、人を殺すことが無くなった未来で、私のような者がいたということを知ったときに「大悪人」と思ってくれる。そのようなことを願いつつ、私は首を斬っております。」
カッコイイ!!

M(ムウ)W(1) (手塚治虫漫画全集)

M(ムウ)W(1) (手塚治虫漫画全集)

やっぱり手塚治虫は外せない!しかも俺が好きなのはゴッドピカレクスマンガのコレ!!

とにかく主人公は超人で色男でしかもバイセクシャルなので、男も女もみんな色に狂ったり、死んだり、犬にチンポ噛み切らたりする。
障害者、神父もおかまいない!!
やっぱ手塚はネ申!「ブラックジャック」の後番組をやるんなら、これとかきりひと賛歌とか「上を下へのジレッタ」とか鳥人大系」とかでぜひ!ぜひ!!

●バトンを渡す5人

「ここは俺が食い止める!早く逃げろ!」
目の前を舞う、無数のバトンを前にして俺は不敵な笑みを浮かべた。

続かない。

*1:こういうモチベーションでシナリオをよく造る。いわば自給自足の法則