仮面劇-MASQUERADE-

カゲムシャSSSのシナリオ「仮面劇」のプレイレポートです。
ネタバレがありますので、シナリオを未プレイ、または未読の方は読まれないことを推奨します。
登場人物

スペクルム………………………カゲムシャ◎●=マヤカシ=カゲ。
                   フリーランスのカゲムシャ。
                   マスカレイドハンドレッドフェイス等の
                   多数のサイバーウェアとあらゆる業をコピー出来る才能*1
                   によっていかなる人物にもなれる男。
                   なおスペクルムはラテン語「鏡」の意味である。

エトランゼ………………………フェイト◎=カブトワリ=ハイランダー●。
                   記憶喪失の女探偵。
                   神魔銃を常に携えており、銃床を額に当てて考え事をする癖*2がある。
                   時折、銃と会話しているようにも見える、謎多き女。

樹里(じゅり)・ジェラルド…タタラ●=エグゼグ◎=ミストレス。
                   千早サイコアプリケーションの開発責任者。
                   赤森拓と付き合っていた。

赤森拓(あかもり・ひらく)…千早グループの平凡な会社員。
                   1年前に樹里と別れてからは消息不明である。

雪の天使(シャルギエル)……カゲ=カブトワリ=カブトワリ◎●。
                   国際規模で活躍する職業暗殺者。完璧を好む。

ジャック・バロウズ……………カブト●=カブトワリ=イヌ◎。
                   国際警察ケルビムの捜査官。PTSDで人間が撃てない。

添田(そえだ)…………………イワサキでマスカレイドの開発を担当。小心者。

夏瀬(id:natuse44)………………あらゆる作品からフレーバーや台詞をコピーし、
                   セッションで展開する。自らの衝動に鏡のように正直な男。
                   スペクルムのPLである。

MS−4(id:ms-4)………………状況にこまめに対応し、頼りがいのある男。
                   ルールにも詳しく、態度は常に公平である。しかし、
                   常軌を逸した状況には対応できないこともある。
                   エトランゼのPLである。

Hellbaby…………………………細かいところまで状況や設定を拾うが、拾い食いのしすぎで
                  セッションが「腹下し」のような状態になることもしばしば。
                  「仮面劇」のRLで、情報屋や神魔銃のロールプレイも担当。

オープニングフェイズ

Mein lieber Dr.Tenma
Sehen Sie mich!
Sehen Sie mich!
Das Monstrum in meinem
Selbst ist
So groB geworder!
「MONSTER」浦沢直樹より─

 スペクルムはその日、ウェブ越しで依頼を受け取った。
依頼人の名は赤森拓。内容はかつて愛した女に自分の代わりに「今でも変らず愛している。」と伝えてくれ、というものだった。
 普段ならこのような単純な仕事は請け負わない。だが報酬がプラチナムで前払いとなると話は別だ。
 危険は感じたが、この依頼を受けることにした。
他人の代わりに死ぬことすらあるカゲムシャにとって、危険とは最早、生涯の伴侶のようなものだ。
 IANUSを通じて、スペクルムの仮想人格演算装置(マスカレイド)に赤森のプロファイルが流れ込んでくる。
意識せずとも偽装骨格(ハンドレッドフェイス)と本能(スタイル)は反応(リアクション)して赤森の顔を描き出す。スペクルムの顔をキャンバスとして。
いまや赤森とスペクルムはウェブを通じて向かい合った鏡に過ぎない。
赤森が感嘆の声を上げるのをスペクルムはいつものことだといわんばかりに制する。*3

続きは後日。

解説

*1:ブランチ:ミラーの演出

*2:ブランチ:エトランゼの演出

*3:夏瀬「もうこいつはゴールデンカゲムシャアワードとか受賞して、観客から「スパシーボ!」とか言われてる凄腕ですからね!」