世界には不文律がある。

「続編としてつくられた物語は元の作品よりつまらない。」
これは往々にして語られて、俺も概ね同意する。
続編とは、最初の作品のコンタクトの時に抱いた感情がないのと、期待から生ずる裏切られた気分が必ずあるからだ。
しかし、まれに例外はある。前の作品のテーマや表現をより深化した結果、期待以上のクオリティを生み出す作品が。

ブラックサッド 凍える少女

ブラックサッド 凍える少女

今日、これを買って読んだ。
素晴らしい、の一言に尽きる。
前作を買った方は期待して読むといい、至福がそこにある。*1
ま、読んでる人はあまりいないようだが、そういう人を見るたびに思う。
この世は眼がガラス玉で出来てる人間が多すぎる。

*1:一番感動したのは後ろの裏表紙のイラスト。なんていうか、涙が零れる。