Sデュエルというのは、二人のGMがおのおの未プレイ*1の新作を持ち寄って、同じPLにプレイしてもらった後、
 PL各自の投票により、シナリオの勝敗を決めるという遊びである。
ちなみにこれまでの戦績はこう。
(◎は勝ち、×は負けを表す)

  • 2002年度-

①緋さん×    vs 俺◎
②からすさん×  vs 俺◎

  • 2003年度-

サイファさん◎ vs 俺×
④BLUEさん◎ vs 木枯さん×
⑤やにおさん◎  vs 俺×
サイファさん× vs 俺◎
⑦ムトゥさん×  vs 俺◎

  • 2004年度-

⑧MS−4さん× vs 木枯さん◎
⑨丹藤さん×   vs 俺◎

 そして今月ジニアさん(id:zinnia)とやることになってる。*2
もう10回か。早いもんだ。

まあ、こんだけやってきて分った結論というのは
「結局、PLをより楽しませたほうが勝つ」
というすごく当たり前の結論だった。

んで、楽しんでもらう為のRLの注意点としては
「PLに与えるストレスを必要なものだけ与えて、
他は徹底的に取り去る」
 これにつきる訳ですが、今回はその為に俺がよく使う細かいテクニックの話。

ゆっくり話す
 普段、人と会話してると分ると思うが、実は他人が話したことというのは正確に耳には入りづらいし、また記憶出来ない。*3
 そして、RLはまずセッション中、シナリオの内容をほとんど口で伝える。
 だからどう喋るかというのは実は重要な問題だ。
どんなに面白いストーリーのシナリオを造ろうが、データが面白かろうが、かっこいい描写が出来ていても
PLに伝わらなければただのゴミだ。
だから、俺はアクト中はゆっくり大きな声で喋る。
ゆっくり大きな声で喋れば、PLに正確に伝わりやすいので、「あの、もう一度言って下さい」とかそういう繰り返しがなくなる。*4
また、聞き返してくれるならまだいい。
 聞き返すのが嫌で、RLに尋ねなかったり、聞き逃してしまい、そのままセッションが続いてこともある。
そして聞こえなかった内容が重要な情報だったりするとセッションは大惨事だ。

んで、俺がセッション前にやってる工夫はというと、
 
●「だるまさんがころんだ」と10秒間に10回唱える。*5
これで喋る速度を調整する。

●下アゴに力を入れて、1回口を大きく開けておく。*6

とりあえず、これやっとくだけでもだいぶ違う。
何より、セッション前にこの動作を行うことで
「ゆっくり大きく喋る」ことを意識する。

 後は、テーブルにPLが来る前に、PL*7に必要なシート類をそれぞれの席の前にあらかじめ広げて置いておく。
 こうすると、PLがテーブルに来た時に、シート類が既に準備されているのを見て「ゲームが始まる」ということを視覚として捕らえてくれる。*8
これは来たPLに「ゲームをやること」を意識させて
プレイへのモチベーションを高めるためである。*9

まあ、とりあえずこんなところですね。実際には細かいテクはあるけど言語化出来ないのが現状です。まだまだ未熟だなぁ。

*1:RLもまだプレイしてないことが条件

*2:ちなみに今回はジニアさんのほうがプレイしたシナリオしかないところを頼んでやってもらうことになったのでジニアさんのほうはプレイ済み。

*3:今日した会話を一字一句正確に言える人間なんていないだろ?

*4:分かるとは思うがPLからこう尋ねるのはストレスがかかる。それも良くないストレスだ。

*5:これは喋る職業であるアナウンサーが「1秒に一言喋る速度で喋る」というのを聞いて考え付いた。

*6:カラオケとかいくと分かるが、口が大きく開くほど声はハッキリと聞こえが良くなり、大きくなる。準備運動と同じで、「今日、どれぐらい口を大きく開けるか」を体に意識させる。

*7:N◎VAだとレコードシートとハンドアウト

*8:要するに、ただGMが座っているより、「ああ、もうシート類がある。ゲームの準備が出来ている。これからゲームをするんだ。」とより分かりやすくなる。ちなみにJGCでRLする時は必ずやってた。あくまで自己流。

*9:これが良いストレス