あてもなく

紀伊国屋をさまよっていたら発見。

恐怖の兜 (新・世界の神話)

恐怖の兜 (新・世界の神話)

全編が登場人物のチャット文のみですすむという構成と
「ロシアで一番読まれている作家」という帯に惹かれて購入。

面白かったー!!

内容はスラスラ読めるので、読んでるときの感覚は
講談社ノベルズ」で

読後感が「文学」という面白い感覚。

オチは人を選ぶと思うけど、俺はこういうのOKなので問題無し。

ところどころのフレーズとかはぞくりとくるモノがあって*1
「やっぱ、難しいことや新しいことをやろうとするときこそ、それ以外の面白さも内包されるべきだな。」と再認識。

*1:「罪深い人間ほど神に愛される。」あと、視点として「HUDのオペレータと神は同一の視座に立っている」とかね

スターゲイザー恐るべし

あのですね。
今度、このキットがでたんですよ。

HG 1/144 TMF/A-802W2 ケルベロスバクゥハウンド (機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER)

HG 1/144 TMF/A-802W2 ケルベロスバクゥハウンド (機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER)

んで、このキットの売りの一つは背中の二つ首がウィザードというオプションになっていて、同スケールのザクウォーリアーの背中に乗せられるんですよね。
つまり、背中から二本キングギドラみたいに竜の首が生えてるザクが造れるので、
既に模型誌とか、店頭のディスプレイなんかでは紹介や展示されたりしてるので見たことある人も多いのですが、けっこうカッコイイwwww

んで、ふと気付いたのですが







これと

HG 1/144 ZGMF-1000 ザクウォーリア (ライブ・コンサートバージョン) (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)

HG 1/144 ZGMF-1000 ザクウォーリア (ライブ・コンサートバージョン) (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)

これを合体させると
HG 1/144 TMF/A-802W2 ケルベロスバクゥハウンド (機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER)

HG 1/144 TMF/A-802W2 ケルベロスバクゥハウンド (機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER)
























ミーア・キャンベル専用ケルベロスザクウォーリァー(ライブver.)
が出来る!

ヤバい。ケルベロスバクゥとミーア・キャンベルザクウォーリアーもう一台とピンクの塗料買って来て造りたくなってキタ!!

スターゲイザーは、
「バクゥに噛まれて破壊されるガンダムw
「最強が無人ガンダムテラワロスwwwwww」

ぐらいにしか思ってなかったのだが、こういうところからユーザーを絡めとろうとしてるとは!

恐るべし、スターゲイザー!!

石川 賢の訃報について

残念ながら死んでしまえば人はそれまでだ。

恐らくこれから起こるだろう、石川賢リスペクト祭りや死亡をイベントとして扱う出版祭りも、今まで読めなかった作品が読めること以上の興味はない。

未完の作品が終わることがないのは愛読者であればあるほど当然の事であったし。

そうすると我々が出来ることは何であろう。

虚無戦記」のなかに
「貴様!進化を武器にしたのかぁ〜っ!」
という名台詞がある。

石川 賢が進化の途上で倒れてしまった今、
残された我々が石川マンガの主人公のように目をグルグルさせて『自分が出来ることをやる』。

それこそが作品の熱気に触れた者の義務だと思うのだ。

嘆くのは上っ面しか読んでない読者に任せよう。

作品でしか石川賢に触れることが出来なかった我々愛読者は今こそ目をグルグルさせて、

「石川 賢の愛読者は作者が亡くなってもへこたれない」

かつて、石川 賢の作品はそれぐらいの熱量を持っていたことを示すべきである。


いや、俺さ

井浦秀夫好きなのよ。

とかも単行本持ってるし、
AV烈伝 6 (ビッグコミックス)

AV烈伝 6 (ビッグコミックス)

の最終回もちゃんと読んだし。

んで「弁護士のくず」で評価が高まったせいか、

が出たのでイッキ読み。いや面白かった。

とにかくエコーが拡大していくときの人間模様が面白かった。
テンポいいのであっというまに読んじゃった。

あとネタバレっぽいことは畳む。本編未読の人は読まないほうがいいよ。

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シナリオをそれなりに書いていると

回数をこなすとどうなるかというと、やにおさん(id:yanio)が言うとおりに俺の場合は複雑化するんですよ。

どんなカンジになるかというと、もうアイデアの時点で入り組んだものしか考えられなくなる。

例えば、そういう指摘を受けるまで考えてたN◎VAのアイデアがこれですね。
ハンドアウトの形で記載します。

推奨スタイル:カゲムシャ
コネ:ニケ                スート:クラブ

キミは日々、他人の身代わりを勤めるカゲムシャだ。そんなキミに友人のニケから
「死んでしまった男のカゲムシャを頼みたい。」という依頼があった。
まずは宿主についての情報を得るために、ニケに宿主の死体を見せてもらった時に気が付いた。
同じスタイルだけが理解できる感覚。この死体はカゲムシャだ。

まあ、あくまでアイデアだけのものですので、実際のシナリオにするには色々と工夫するし、書き方も変わってくるのですがこの場合のアイデアの要は「カゲムシャが宿主を調べたら、実はカゲムシャだった。」というものです。

もうこの時点でいくつも入り組んでいる訳ですよ。更にこれがシナリオ通してのワンアイデアだったらまだいいわけですが、
俺の場合は全編通してこの調子。

試しに今年になってから書いたN◎VAのシナリオの文字カウントしてみたら、
16533文字
ちょっと目の前がクラクラしましたw

ここまでくると、このシナリオは「面白い」かもしれないけれど「遊びにくい」シナリオになってる可能性があるわけですよ。

最近常々思うことですが、やっぱシナリオは「遊びやすい」ことが最重要なんですよ。
面白くても「長い」ということはそれだけPLがセッション中にかかる情報処理の負担は大きくなるわけです。*1
複雑化するということは、多くの情報をリソースとして処理するPLは楽しいけど、そういうのが苦手な人には負担な訳です。
ちなみに短いシナリオだと、長いのが好きな人は自分たちで情報を付加してなんとかすることが多いですね。経験則ですが。

そういうわけでアルシャードガイアが出たときは感動したんですよ。
自分でシナリオ造ってみて、付属シナリオとか読んで
「ここまで短くまとめても、面白くなるんだ!」と。
だから最近は心を入れ換えてアルシャードガイアのシナリオ組んでます。単純に面白いシナリオつくる訓練みたいなものです。

あと、今回のやにおさんの日記に書いてある「同じこと」を行う、というのはとても大事なことだと思います。*2
もし、これに「えー。」とか思う人は考えて見てください。

そもそも「好きな話をやりたい」というときには、まず源泉となったシチュエーションやストーリーがある訳です。
そういうのをTRPGでやること自体が
「同じことをTRPGという違う切り口」で行うことなんですよ。

*1:これがセッション中にキャラが手に入れる情報ではなくて、マスターシーンとかで出てくる情報でも同じ、PLが記憶して処理する負担は変わらない

*2:やにおさんはたまにとても凄い視点で大切なことをいうので、俺の中でのキャラのポジションとしては「修羅の門」の徳光支部長に近い。「ワイが誇れるのはこの眼ェや」と言ってた人ね。負けたイグナシオ抱えて「事実上の決勝戦は終わった」と言う負けず嫌いなとこも似てるw

コレも出てるよ!!

サタニスター (1) (ぶんか社コミックス)

サタニスター (1) (ぶんか社コミックス)

待ちに待った三家本 礼の新作。主に俺が待ちに待ったw

やっぱ大惨事な内容でしたよwでも『世界殺人決定戦』はヤッパ面白いw