マスタースクリーンっていつから使わなくなったっけ?

 ふと、気が付いてみたら俺はマスタースクリーンを使っていない。
それどころか気が付いたら知り合いの面子でもマスタースクリーンを使う奴はいなくなった。
 FEARゲーとかをやるときは元々無いものなので当たり前なのだが、他の人がD&DのDMやるときとかももう使ってない。

 自分に照らして考えてみると、おそらくトーキョーN◎VAをやり始めた辺りから使わなくなったのは確定。*1

 考えてみたら、今はGMとかやるときはまずオープンダイスで振っている。
 昔よくまかり通ってたダイス目をちょろまかしてバランスを取る、という行為は事前にブレイクスルー周りのデータを調整してバランスを取るので不要になった。

 D&DとかはPCが死ぬときは死ぬものという共通認識でゲームをやってるのでそもそもマスタースクリーンでわざわざ遮蔽してダイスを振る必要がないわけだ。

 後、「スクリーンのチャート類を参照しながらセッションをする。」というのは、
 最近はルールブックの後ろのほうに必要なチャート類がまとまっているのでそこを見ればいい。わざわざマスタースクリーンを見る必要がない。
「PLが見える場所に書いてあるチャートを必要に応じて見る。」という使い方もあるが
これは前々から思ってたけど、「GMから遠い位置にあるとそもそも見えないからルールブック読んだほうが早い。」

 ここいらは「プレイ人数分ルールブックがあったほうがセッションが早く進む。」という共通認識が浸透した結果、わざわざマスタースクリーンを見る必要が無くなった面もあるかも。

 そして「シナリオを盗み見られる。」という事に関しては、
「そもそもそういう事態が起こる可能性がプレイマナーの浸透と共に消失した。」
 大体、昔はGMがホンットに何考えて造っているか分からず*2PLがフリーズする事態もあったのでもしかしたらそういう事態もあったかも知れないが、
今時は「シナリオを盗み見ないといけないほどせっぱ詰まって困る。」という事態そのものが発生しない。
みんなシナリオが書くのが巧くなったからだ。

ダラダラ書いたけど結論は、「マスタースクリーンは使用しないシステムが増えたので使わなくなり、使わないでセッションしても困らないものだと判明したので使わなくなった。」

かな。他の人の環境はどうなっているか気になるところ。

最後に個人的な見解として
「現在、セッションを運営するテクニックで「観察する。」ことと「会話する。」ことは必要不可欠となっているが、マスタースクリーンという物理的な遮蔽物が無くなった結果、GMはよりPLを観察し、PLもよりGMを観察するようになり、観察するという行為の機会が増えたので、「観察する。」という行為自体がテクニックとしてピックアップされるようになってきた。
 更にはマスタースクリーンが無くなったことでGMからPL、PLからGMというポジションでの会話を行うハードルが下がったことで「会話する。」こともテクニックとしてピックアップされた一端を担っていたのではないか?」という事を提唱しておきます。

*1:サイバーパンク2.0.2.0はあったので使っていたのでここから使わなくなったのは間違いない。

*2:昔の俺含む。